宮城県拠点長距離輸送・中継輸送について

目次

長距離輸送と中継輸送

 トラックによる長距離輸送とは、1車で宮城⇔中国地方間など、長距離を輸送する方式です。

 中継輸送とは、長距離輸送する際に中間地点に積み替え場所等を設けて他のトラックに積み替えるなどして輸送する方式です。ドライバ―が遠出する必要がなくなるので、労働時間の削減につながると言われております。

長距離輸送の利点

 株式会社泉エキスプレスは2024年4月改善基準告示改正以降も長距離輸送に対応させて頂いております。
 宮城県⇔中国地方の輸送を行っております。
 働き方改革による改善基準告示変更により、高速道路の利用区間を見直して継続しております。

 弊社で長距離輸送を行っている主な車両は、大型低床ウイング車です。

 長距離輸送というとトラックドライバーの労働環境の問題が取りざたされがちですが、長距離輸送には様々な利点が御座います。
 弊社には長距離輸送のドライバーが多数おりますので、長距離輸送に慣れ親しんだドライバーの話を聞くと、
関東⇔宮城間の輸送よりも長距離輸送がしたいという話を聞きます。
 
 宮城県⇔中国地方間の輸送の場合、翌々日朝荷卸しで対応させて頂いております。
 
 今年に入ってから働き方改革に対応するために中継輸送を検討したいというお客様が御座いましたので、弊社といたしましても中継輸送の検討をいたしましたが、長距離輸送を継続することになりました。

 同じ区間の輸送でも、中継地点を設けた場合は中間地点で積卸作業が発生します。
 一旦中継地点まで行く為に高速道路を降りて移動することになるので、中継地点の場所によっては多少なりとも最短ルートから外れるのでトータルの輸送の距離が長くなります。トータルで見ると、一つの輸送に係る走行距離、積み下ろし作業に係る作業時間と事故のリスクなどが増加します。
 さらに、一つの輸送に対してトラックが2台必要になるので、中継地点での荷卸し時間の調整や、配車係の車両手配、段取りに係る負荷が増加する可能性等が御座います。

 一方、一人のドライバーが一貫して長距離輸送を行った場合、最短ルートでお届けできて、中一日運行なのでドライバーの運行計画が立てやすく、中日は積卸作業が発生しないので作業に係る事故のリスクが軽減されます。コスト面でも中継輸送に比べて優れている可能性が高いです。
 又、中継地点に運行ルートが固定されることがないので、天候によって北陸回りで運行するか関東回りで運行するか計画を立てることが出来るようになります。
 現に、北陸地方で大雪が予想される場合は関東回りで運行しておりますし、関東で雪の情報があれば高速道路が止まる可能性があるので、北陸回りで運行しております。(基本的には北陸回りです。)
 一人のドライバーが責任を持って担当するので荷物の状況の確認が取れやすく、安定して運行することが出来ます。
 但し、改善基準告示を遵守するために高速道路の利用は必須になります。

 以上のように、長距離輸送には運送業界全体の労働時間と必要人数、運行距離、コストを抑える働きがあります。

 トレーラーによる輸送等を考慮すると一概には言えませんが、中継輸送を検討する場合は、長距離輸送による生産性向上の可能性を考慮することは重要だと思いました。

中継輸送について分かりやすい資料があったので添付いたします。

国土交通省資料
鈴与様ホームページ(中継輸送とは?4つの方式)

株式会社泉エキスプレス





 
 

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